会社の環境でChromium版Edgeを導入したときの設定方法
Chromium版Edgeの正式版が発表された
やったー!
Chromeよりもメモリ消費が少ないと噂のChromium版Edge正式版が発表されました。
早速メモリの貧弱な会社PCにもインストールしてみよう。
※2020/01/22 この記事を書くために自宅用SurfaceGoにインストールしたところ言語設定が日本語から変えられなくなりました。挙動が一部不安定なので不安な方はインストールを控えた方がよさそうです。(特にWindows10は元のEdgeがChromium版に置き換わってしまうので注意)
1.インストール
https://www.microsoft.com/en-us/edge?icid=SMC-IA-4501095
Microsoftのサイトからインストーラをダウンロードする
ダウンロードしたインストーラを実行してインストールする
2.日本語設定(英語に戻せなかったのでキャプチャ画像は日本語です)
会社でインストールしたときはなぜか初めから日本語だった(タイミング?)が、基本的に英語がデフォルトなので設定を変更する
ここまでするとEdgeを再起動するか聞かれるので再起動する
再起動すると日本語で表示される
3.イントラネットのサイトをInternetExplorerモードで表示する(Windows8.1)
社内サイトはIE対応しかしておらず、案の定Edgeを入れると表示が崩れた。
イントラネットのサイトをIEモードで表示できる方法があるようなので設定する。
詳しく説明しようと思ったけど既出なので引用だけさせてもらう。
2020/01/23 引用先の設定を参考にしながらやってみたので手順追加しました。
1.Edgeのグループポリシーをダウンロードする
ここからダウンロード
画像の通りにバージョンとOSを選ぶ
バージョンはStableの一番上を選んでおけばOK(最新)
「DOWNLOAD」じゃなくて「GET POLICY FILES」を選択
「MicrosoftEdgePolicyTemplates.cab」というファイルが入手できるのでLhaplusか7-zipで解凍する
(cab解凍するとzipが出てくるのでそれも解凍)
2.Edgeのポリシーを設定
- 解凍したファイルのwindows>admx>msedge.admxをC:\Windows\PolicyDefinitionsにコピーする
- 解凍したファイルのwindows>admx>ja-JP>msedge.admlをC:\Windows\PolicyDefinitions\ja-JPにコピーする
- 設定があることを確認
ローカルグループポリシーエディター*1を開いてテンプレートが適用されたことを確認する*2
3.IEモードを有効にする
- ローカルグループポリシーエディターで「Microsoft Edge」をクリック
- 右側に出てくる「Internet Explorer統合を構成する」をダブルクリック
- 「有効」にしてオプションは「Internet Explorerモード」を選択し「OK」
4.イントラネットのサイトがIEモードで表示されるように設定する
- ローカルグループポリシーエディターで「Microsoft Edge」をクリック
- 右側に出てくる「すべてのイントラネットサイトをInternet Explorerに送る」をダブルクリック
- 「有効」にして「OK」
問題点
3日ほど使用してみたところいくつか問題点があった。
- 一部のサイトが正常に表示されない(レイアウト崩れ)
- IEモードでポップアップ表示すると画面が消えてEdgeがフリーズするポップアップ内の画面遷移があった場合に見えないところに窓が移動してしまう*3
- 言語設定を一度変えると再変更できない?
- Office365のログインの際に社内環境の認証画面へ遷移するとエラーになる
2点目はサイトの作りの問題のような気がしなくもない(リダイレクトの仕様…?)
しばらくはEdgeデフォルトでも挙動がおかしいとき用にChromeとIEは残しておこうと思う。(社内サイト早くChromeに対応してください)
今後やりたいこと
早くCollection機能使いたいんだけど正式版はまだ対応してない…?
余談
はてなブログの脚注って箇条書きの中だと表示されないんですね…
*1:コントロールパネルで「グループ」と検索すると「グループポリシーの編集」という名前で出てくる
*2:「管理用テンプレート」の配下に「Microsoft Edge」があればOK
*3:窓表示もないので消えたように見えてたけど…